ONE DAY


2015年6月

好きな木が在ります。人影まばらな藪のなか、ぽつんと、のびのび自由な風貌で

すっと高いてっぺんに、うんと葉を茂らせている。

一目で憧れるその感じ。ただ、その木に会いにでかけます。

ひとやすみしている生き物との出会いも、たのしみの一つ。

いつもだれかが、ゆっくりと時を過ごしています。

1日目、おおーきなカミキリムシと、ガガンボ

2日目、親指くらいの殻をもつ、カタツムリ

3日目、カタツムリ、まだひと休み中

それから1週間、そこでずうっと休んでいました。

さらにいつかの雨の日、今度は親指半分くらいのカタツムリ!

殻の模様が似ているから、親子かな? 元気に上へ上へ、つつーっと。

ダンゴムシもふわふわとあちこち歩き回り…

立派な真っ黒の毛虫まで。

いいなあ

私もするりとこの木に登って、てっぺんまで見てみたい。

毎回、夢見る。

木は動かないけれど、ここは宇宙そのもの、と思います。

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